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就活の軸って?“なりたくない自分探し”からはじめる自己分析

就活の軸って?“なりたくない自分探し”からはじめる自己分析

2025.10.14

「合同説明会で社長の話を聞いて、ライフクリエイトに興味が湧いた!」という噂を聞きつけて、地元の大学生が本社オフィスまで取材に来てくれました!ここから先は、その“リアル対談”の様子をそのままお届けします。

登場人物

・有冨社長:株式会社ライフクリエイト代表取締役社長。理念経営を徹底し、“社員やその家族を本気で幸せにしたい”という想いを常に抱いている熱い社長。

・Aさん(大学3年・経済学部):地元で働きたいと漠然と考えているが、どんな仕事が自分に向いているのか分からない。自分らしく働ける職場環境に興味がある。

・Bさん(大学3年・外国語学部):人と関わる仕事をしたいが、具体的な業種はまだ決まっていない。企業の知名度よりも、成長できる環境や研修制度を重視したい。

対談スタート:あなたは今、何に一番お金と時間を使っている?

自己分析をやってみるんですが、「やりたいことがない」ってところで止まってしまって…。考えようとしても、自分の中から何も出てこない感じで不安になります。

それはよく分かります。実際、「やりたいことが分からない」って悩んでいる人は多いですし、私自身、若い頃はまさにそうでした。将来のビジョンも、特別な夢もなくて、ただ日々をこなしていましたからね。

有冨社長もそうだったんですか?

もちろんです。ただ、そんなときに私が大事にしていたのが、「今、自分は何に一番お金と時間を使っているか?」という視点です。これは、私が自己分析の入り口としてずっと意識していることなんですよ。

お金と時間、ですか?

そう。人って、口ではいろいろ言いますよね。「人の役に立ちたい」とか「成長したい」とか。でも本当に大事なのは、“行動”に出ていることなんです。つまり、「今、一番お金と時間をかけているもの」こそが、その人の“願望”を映している。私はそう考えています。

たしかに、たとえば推し活とか、趣味に夢中になってるときって、時間もお金も使ってます…。

そうでしょう。それがまさに“今の自分が望んでいること”なんですよ。別にそれが悪いということではありません。大事なのは、それに“気づいているかどうか”です。自己分析って、「理想の自分をつくる」ことじゃなくて、「今の自分を知る」ことから始まるものと思います。

自分が今、自然と選んでいる行動を見直すってことですね。

その通りです。私も若い頃は、ただ仕事をして帰って、寝て、また仕事へ行く…という繰り返しで、「何してるんだろう」と思うことも多かった。でも、振り返ってみると、その中にも“選んでいた行動”があったんですよ。たとえば、人に感謝されると嬉しかったとか、「ありがとう」の言葉が心に残ったとか。そういう小さな記憶が、自分の価値観のヒントになります。

なんだか、ちょっとだけ見えてきた気がします。行動を振り返ると、自分の“好き”や“うれしい”が溢れているんですね。

ええ、まさにそうです。私がいつも学生に伝えているのは、「お金と時間の使い方は、自分の“本音”を教えてくれる」ということ。そこに納得できているかどうかを、ぜひ自分に問いかけてみてください。まずは“今の自分”を、肯定も否定もせず、そのまま見ること。それが、自己分析のいちばんいいスタートです。

「このままでいいのか?」と問うクセが、人生を変える

自分の行動に願望が出ていると分かって、見直してみたいと思います!でも、それに気づいたあとは、どう変えたらいいのでしょうか?毎日流れるように過ぎてしまって、気づけばまた同じ一日が終わっているという感じで…。

その感覚は私もよく分かりますよ。ただ私は毎日の繰り返しの中で、「このままでいいのか?」って、ふと我に返る瞬間があったんですよ。何か特別な出来事があったわけじゃないけど、ある時、本当に小さな違和感が自分の中に残ったんです。なんとなく忙しいけど、充実してない。何かが足りない。そう感じたときに、「このままでいいのか?」って、自分に問いかけるようになりました。

私も、なんとなく忙しくて充実していないと感じることがあります。『このままでいいのか?』って思うことはあるけど、つい流されちゃって。自分に問いかけ続けるのは本当に難しいです。

多くの人がそうですよ。でも、それを「自分は弱い」とか「意志が足りない」と思わなくていいんです。大事なのは、「問いかけることを習慣にする」こと。「このままでいいのか?」って、自分に小さく問いを投げかけ続けること。それだけで、少しずつ視点が変わってきますよ。

問いを持ち続けることが、行動を変えるきっかけになるんですね。

そうです。いきなり変わろうとするから苦しくなる。まずは自分を観察することから。たとえば、「なんで今日はこの選択をしたんだろう?」「本当はこうしたかったんじゃないか?」って、日常の中で立ち止まってみる。それだけで、行動の質が変わってきます。

それなら私にもできそうな気がします。自分を変えようって思うと大変だけど、問いかける習慣をつけることから始めてみようと思います。

そう思ってくれたなら嬉しいです。もうひとつ伝えたいのは、人って「やらない理由」をつくるのが本当に上手いということ。私も昔は、「時間がない」「お金がない」「まだタイミングじゃない」って、自分に言い訳してました。

あ…私もそれ、めちゃくちゃやってます…。

誰だってそうです。でもね、私はある時から、「とにかくまずやってみる」って決めたんです。やってみて違ったら、変えればいい。完璧な準備なんていらないんですよ。やりながら整える。そのほうがずっと現実的なんです。

「まず一歩踏み出す」って、考えると少し気が楽になりますね。

だから、「このままでいいのか?」という問いを持ち続けて、ちょっとでも「変えたい」と思ったら、一歩でも動いてみる。大きな変化を一度に目指す必要はありません。小さな行動の積み重ねが、いつか自分の人生を変えてくれますよ。

逆算で人生をつくる──有冨社長の“人生脚本術”

自分の行動が自分の人生を形作っていくんですね。社長が言うような『自分でつくる人生』って、どうやって考えていけばいいんですか?

私は、自分の人生を「映画」だと思ってるんです。自分が主演で、脚本も演出も全部自分。じゃあ、どんなストーリーにしたいか? どう終わらせたいか? って考えたら、自然と「逆算」して今の行動が決まっていくんですよ。

「自分の人生を映画に」って発想、面白いですね。

たとえば、「40歳でこうなっていたい」と決めたら、「じゃあ35歳ではこれが必要」「30歳ではこれを経験しておきたい」って逆算していく。実際、私は何歳で何をやるかだけじゃなくて、将来墓碑に刻む言葉まで考えてますからね(笑)。

えっ、そこまで!? すごいです!!

それくらい、自分の人生にちゃんと意味を持たせたいと思ったんです。「たまたまそうなった人生」じゃなくて、「自分で選んだ人生」を生きたいって。逆算思考って、そういう意識を持つだけでも日々の行動が変わってくるんですよ。

でも、「なりたい自分」が明確じゃないと、逆算するのも難しくないですか? 

そういう人こそ、「なりたい」より「なりたくない」から考えるといいんです。私も最初はそうでした。それが出発点だったんです。

 たしかに…「ああいうふうにはなりたくない」って思うことのほうが、想像しやすいです。

そうなんです。それって、自分の価値観の裏返しでもあるんですよ。「こうはなりたくない」って思うことから、「じゃあ、どう生きればいいか?」が自然と見えてくる。逆算って、完璧な未来像を描くことじゃなくて、方向性を持つことなんです。

それなら私も少しずつできそうな気がします。完全に道が見えてなくても、避けたい未来から逆に考えてみる。

そう。それだけでも全然違います。私も最初から計画的だったわけじゃないです。でも、「どう終わりたいか」を意識するようになってから、行動の意味が変わったんですよ。一日一日が、自分の物語の一場面になる。そう思うと、不安よりも面白さのほうが勝ってくるんです。

映画の脚本のように、自分の人生を自分で書いていく。いいですね。なんだか、未来が少しだけ楽しみになってきました。

それは何よりです。人生の主役は、いつだって自分自身ですからね。

「なりたくない姿」から始める自己分析

先ほどの話、とても印象に残りました。未来を“逆算する”って聞くと難しそうだけど、「なりたくない自分」からなら、たしかに考えやすいかもって思います。

そうでしょう?私自身も、「なりたい姿」がはっきりしていたわけじゃないんです。でも、「ああはなりたくない」という思いは強く持っていました。それが、私にとってのスタート地点でした。

社長の“なりたくない自分”はどんな姿だったんですか? 

私はね、「誰にも必要とされない、孤独な人間にはなりたくない」と思っていました。自分が誰かの役に立っていない、信頼されていない、そんな状態で人生を終えるのは嫌だなって。その気持ちがあったからこそ、「どう生きていけばそうならずに済むのか」を真剣に考えるようになったんです。

 なるほど!そういう考えだと私は、「愚痴ばかり言って行動しない大人にはなりたくないな」と思うことがあります。

それこそが、立派な“価値観”なんですよ。「なりたくない姿」を掘り下げていくと、自分が何を大切にしているかが見えてきます。「こうはなりたくない」って感情の奥には、「こうありたい」という願いが隠れているんです。

たしかに、「口ばっかりの人にはなりたくない」っていうのは、「ちゃんと行動できる人になりたい」ってことかもしれません。

そういうことですね。だから私は、自己分析で大切なのは、「カッコいい理想像をつくること」じゃなくて、「自分の本音に正直になること」だと思っています。頭で考えるより、感情から出てくる言葉のほうが、本当の自分に近いですから。

でも、そうやって“なりたくない自分”を意識するのって、ちょっと怖い感じもします。

それもすごく分かります。でも、大丈夫です。自己分析って、別に自分を責める作業じゃないんです。むしろ、「こういう自分は嫌だな」とか「これは避けたいな」と思う気持ちに素直になることで、自分が大切にしてるものが見えてくる。それが、これからの選択を支えてくれる軸になります。

そうやって “嫌だな”という感情に素直になっていくんですね。

そして、できれば一度、紙に書き出してみてください。「こうはなりたくない」を箇条書きでいいから書いていくと、自分でもびっくりするくらい、価値観の輪郭が見えてきますから。

自己分析って、過去を掘るものだと思ってたけど、「今の自分の気持ち」を整理することでもあるんですね。

その通りです。過去を無理に振り返らなくても、今感じている“違和感”や“引っかかり”を言葉にしていくことも、立派な自己分析です。自分を知るって、そういう素直な作業の積み重ねなんですよ。

ちょっと勇気が出ました。帰ったらまず、なりたくない自分、書き出してみようと思います。

いいですね。自分と向き合う時間は、いつか必ず力になります。焦らず、一歩ずつやってみてください。

行動を変えるために、“環境”を変える

自分のことを見つめ直して、こうはなりたくないっていう姿も少しずつ見えてきた気がします。でも、頭でわかっていても、行動を変えるのってなかなか難しくて。これって、結局“自分の性格”の問題なんでしょうか?

その悩みもよく分かりますよ。私自身も昔は、変わりたいと思っても結局また元のパターンに戻ってしまうことが多かった。でもね、それって意志の問題でも、性格のせいでもないんです。多くの場合、“環境”が影響しているんですよ。

環境ですか?

そうです。私はよく「思考を変えるのは難しいけど、環境は選べる」と社員に言っています。たとえば、自分を変えたいと思っていても、周りにいつも文句ばかり言っている人がいたら、やっぱり引っ張られてしまうものなんですよ。

たしかに、誰と一緒にいるかで、自分の行動ってかなり影響を受ける気がします。

そうでしょう。だから私は、会社を経営するうえで「空気づくり」をとても大切にしています。制度が整っていても、職場に前向きな空気がなければ、人は育ちませんし、続きません。人の成長って、環境の力に大きく左右されるんです。

環境が大事なんですね。ライフクリエイトは、社長と社員の距離もすごく近くて色々話がしやすい環境だと聞きました。

ええ、私にとって社員は家族のような存在です。だから、社員の誕生日には必ず花と手紙を贈りますし、新卒で入った社員の親御さんにも手紙を書いて、「大切なお子さんを預けてくださってありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えています。

それってすごいことですよね…。手紙をもらった社員の方も、すごく嬉しいと思います。

喜んでくれることも多いですね。ただ、それよりも重要なのは、『この人と一緒に働きたい』と思ってもらえるような関係を築けるかどうかだと思っています。環境というのは、制度や仕組みだけでなく、『誰と働くか』でも決まるんです。

会社選びって、仕事内容とか待遇にばかり目がいってしまうけど、実は「どんな環境の中で働くか」が一番大事なのかもしれませんね。

その通りです。人は周りの影響を受けやすいです。だからこそ、自分を変えたいなら、無理に性格を変えようとする前に、まずは環境を変えることが効果的なんです。環境が変われば、自然と思考や行動も変わっていきますよ。

たしかに、自分が変われないって思っていたのは、実は自分を取り巻く環境のせいだったのかもしれません。

就活でも、「どんな仕事か」だけじゃなくて、「誰と働くか」「どんな環境の中で働くか」に目を向けてみてください。そこが整っていれば、やりがいや成果はあとからちゃんとついてきます。

わかりました。これから会社を見るとき、「どんな人たちと働けそうか」もちゃんと意識してみます。

それができるだけで、選択の質が大きく変わりますよ。成長したいなら、自分が伸びやすい環境を選ぶこと。どんな環境が自分に合っているか考えることも立派な自己分析の一部です。

「人を喜ばせる」ことから逆算するキャリア設計

 社長のお話を聞いてきて、「自分を知る」ということの奥深さを感じました。でも実際に就活で企業を選ぶとなると、「どんな仕事を選べばいいのか」がまだよく分からなくて。職種や業界が多すぎて、決めきれないんです。

それも無理ないですよね。今は情報も多いし、「これが正解」ってものがない分、余計に迷ってしまう。でも私は、仕事を選ぶときに一番大事なのは「どんな形で人を喜ばせたいか」だと思ってるんです。

 喜ばせる、ですか?

そう。仕事って、すべて「人を喜ばせるための手段」なんですよ。たとえば、飲食店なら「おいしいと言ってもらう」、美容室なら「素敵になれてうれしい」、便利屋なら「助かった、ありがとう」。手段は違っても、目指してるものはみんな「人を喜ばせること」なんです。

たしかに。それってどの仕事にも共通してますね。

そうなんです。でも、ここでもう一つ考えてほしいのは、「誰を喜ばせたいのか」ということ。たとえば、お客様かもしれないし、仲間かもしれない。家族かもしれないし、地域や社会全体かもしれない。その“相手”がはっきりすると、仕事の選び方や向き合い方も大きく変わってくるんです。

「自分は誰を喜ばせたいのか」って、ちゃんと考えたことなかったです…

私も学生の頃は考えたことがありませんでした。でも、仕事をする中で、「目の前の誰かに喜んでもらえたとき」が一番うれしかったんですよ。特に便利屋を始めたばかりの頃、迷子の犬を探してチラシを配りまくったことがあって。その日は見つからなかったんだけど、後日そのチラシを見た人から連絡があって、犬が無事に見つかったんですよ。そのとき、お客さんが泣きながら「頼んでよかった」って手を握ってくれたんです。

それはすごいエピソードですね!

あれで一気に考え方が変わりましたね。「こんなに喜んでもらえる仕事って、すごいな」って思って。それまでは、自分の仕事に誇りを持てずにいたんです。でも人に感謝されて、泣いてもらえるような経験をすると、もう迷いなんてなくなるんですよ。便利屋は誇りの持てる仕事なんだって、心から思えるようになりました。だからこそ、皆さんには学生のうちから「自分は誰を喜ばせたいのか」を考えて欲しいです

 喜んでもらえるって、自分にとってもすごく大きなモチベーションになるんですね。

そうです。そしてそれは、どんな仕事にもあるんですよ。「どんな相手を、どう喜ばせたいか」がはっきりすると、自分のキャリアも自然と決まっていく。職種や業界にこだわるより、その“目的”に焦点を当てたほうが、ずっと自分らしい道が見つかります。

 今まで「条件」とか「業界」ばっかりに目がいっていましたが、これからは「目的」から考えてみたいです。

それができたら、きっと就活はもっと前向きで、自分らしいものになりますよ。自分が「誰を」「どう喜ばせたいのか」。その問いを、ぜひ大切にしてみてください。

あとがき: “行動”が、あなたの願望を映し出す

やりたいことが分からない──そんな迷いを抱える就活生にとって、自己分析は苦しい作業になりがちです。でも、今あなたが一番お金と時間を使っていることに、すでに“願望”は表れています。

理想の自分が見えなくても、「なりたくない姿」なら思い浮かぶはず。そこから逆算して考えることで、自分の方向性が見えてきます。

変わりたいときは、自分を無理に変えるより、身を置く環境を変えること。誰と働くか、どんな環境の中で過ごすかで、行動は自然と変わります。

仕事の本質は「人を喜ばせること」。どんな手段で、誰に喜んでもらいたいのか──それを考えることが、自分らしいキャリアへの第一歩です。

不安があるのは当然。でも、答えはもうあなたの中にあります。
まずは、今の自分を見つめるところから、はじめてみてください。